「ペラの接水」と「船尾の水流」
船尾からペラを後方に出すと、モーターが180クラスの場合ひどいキャビテーションが
発生していました。ブラシレスではキャビテーションは低減されるわけではありませんが
それに打ち勝つような回転で推力が上がっていました。
ver.2ではキャビテーションの解決策としてペラを船底に置き、水圧を上げることにより
低減させようとしたところ、予想どおりあまりキャビテーションは発生せず、
推力も奪われることなくトップスピードは延びていました。
写真をみてもペラが泡で隠れることなく見えているので、キャビテーションは低減している
ことがわかります。

しかし、ここで副次的な現象が発生しました。
船尾直後の水流がとても乱れているのです。
ペラ直後の水流は負圧となるので周りの静水を吸引し伴流することにより静水圧に
近づこうとしますが、船低から離れると水流上部が水面になりいっきに静水圧になります。
また、波にあおられることにより圧や水流が急激に変動します。
そのため後方の水流が安定せずルースターテールも乱れてしまいます。
これを解決するにはver.1の時のように船尾からペラを後方へ出すしかありませんが、
そうすると、また大きなキャビテーションが発生し推力を失うことになります。
後方ペラとしたうえで他の方法によりキャビテーションを低減させるか、
船底ペラのままで水流を制御しルースターテールを整えるか。
とても難しい問題です。